医療法人社団ブレイン・コンシェルジュ

おちあい脳クリニック

 
 
 
 
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転移性脳腫瘍

頭蓋内以外の部位の癌が、脳内を中心に頭蓋内に転移し大きくなってしまったものです。このような病気は平均寿命の伸びと癌治療の成績向上とともに増加し、全脳腫瘍の16%あるいはそれ以上占めるとも言われています。また、癌になった方の約10%が転移性脳腫瘍を発症するともいわれています。特に、肺癌、乳癌(脳を包み覆う膜である、硬膜に転移が多い)からの転移が多く見られます。症状は大きく2つに分類されます。ひとつは、脳は一定容積の頭蓋骨という入れ物に収まっており、そこに腫瘍という余分なものができたことと、脳の腫れによる脳そのものの大きさの増加により、頭蓋内の圧の上昇をきたし、頭痛・嘔吐や意識障害を生じます。もうひとつは、腫瘍が周辺の脳組織を直接損傷し、それに伴う神経障害が出現します。検査は造影剤を使用した頭部CT・MRIで行い、小さな病巣も診断可能です。

http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/202.html

髄膜腫

髄膜腫とは脳腫瘍の一つです。ひとことに脳腫瘍といっても様々ですが、脳腫瘍のなかでは比較的ポピュラーな腫瘍です。近年の日本脳腫瘍統計では1位で、脳腫瘍の約20数%をしめる脳腫瘍です。脳腫瘍の発生頻度は一般に年間発生率が1万人に一人といわれますから100万人の人口がいれば年間20数人ほどの方がこの病気がみつかる計算になります。しかしながらこれまでの統計は何らかの症状があって見つかった病気の割合が主です。最近は脳ドックの普及により無症状であるにもかかわらず、偶然みつかることも多くなりました。女性に多い腫瘍で、女性ホルモンとの関係も認められています。時に多発することがあります。

http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/208.html

グリオーマ

脳神経細胞(ニューロン)は神経膠細胞(グリア)と呼ばれる細胞により支持されています。神経膠細胞から発生する悪性腫瘍を神経膠腫と呼びます。脳腫瘍には他の癌のようにTNM分類やステージ分類といったものがありませんが、その代わり悪性度(グレード)が1-4まで分類されています。良性腫瘍のほとんどは悪性度が1です。神経膠腫は大きく星細胞腫(アストロサイトーマ)と乏突起膠腫(オリゴデンドログリオーマ)に分けられますが、星細胞種と乏突起膠腫の混在した乏突起星細胞腫もしばしばみられます。星細胞腫や乏突起膠腫は悪性度が2で、これがさらに悪性化し、悪性度が3になったものが退形成性星細胞腫・退形成性乏突起膠腫・退形成性乏突起星細胞腫です。グレードが4と最も悪性な腫瘍は膠芽腫(グリオブラストーマ)です。乏突起膠腫は星細胞腫に比べてややおとなしい腫瘍で、化学療法剤によく反応します。
“脳がん“という言葉はほとんど使われることはありませんが、神経膠腫は脳から発生した悪性腫瘍であり”脳がん“にあたります。

http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/204.html

聴神経腫瘍

この腫瘍は神経を包む細胞から発生する良性の腫瘍で、比較的多く認められるものです。時間の経過とともに腫瘍はその場所で大きくなっていきます。小さな腫瘍を観察した報告では、平均すると年間1-2mmの増大を認めるようです。しかし腫瘍の大きくなる速さは患者さんごとに異なっており、きわめて速く大きくなる腫瘍もあれば、数年たってもほとんど大きさの変化しない場合もあります。たとえこの腫瘍が良性といっても、後に述べますように大きくなりすぎると脳幹の働きが障害されるために生きていくことができません。細胞としては良性ですが、腫瘍のできた場所の関係で最終的に死に至るという点で悪性ともいえます。
聴神経腫瘍はほとんどが片側だけにできて遺伝したりするものではありませんが、なかには反対側にもできたり、他の神経にも腫瘍ができたり、家族内で遺伝的に発生する場合があります。この場合は“神経線維腫症”と呼ばれる病気が強く疑われます。比較的若年で聴神経腫瘍の診断がなされた場合は、神経線維腫症の可能性も考えて、脊髄などの検査も追加することが望ましいと思われます。なお、神経線維腫症が強く疑われた場合は、念のためにご家族の方にも検査を受けられることをおすすめいたします。

http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/210.html

下垂体腫瘍

下垂体部に発生する腫瘍性病変として最も一般的なのものが、下垂体腺腫です。下垂体腺腫は下垂体の一部の細胞が腫瘍化したものです。組織学的には良性の腫瘍で、一般的には他の部位に転移したりすることはありません。しかし、非常に稀ですが (約0.1%)、他の脳組織や臓器に転移するものも報告されており、下垂体癌と呼ばれています。
下垂体腺腫は、一般的には、下垂体の前葉から発生します。ホルモンを過剰に分泌するもの (ホルモン産生腺腫)とホルモンを分泌しないもの (非機能性腺腫)に大きく分けられ、ホルモン分泌の種類により下記のごとく分類されます。
 ・成長ホルモン産生下垂体腺腫:先端巨大症・巨人症
 ・プロラクチン産生下垂体腺腫:プロラクチノーマ
 ・副腎皮質刺激ホルモン産生下垂体腺腫:クッシング病
 ・甲状腺刺激ホルモン産生下垂体腺腫
 ・性腺刺激ホルモン産生下垂体腺腫
 ・非機能性下垂体腺腫:ホルモンの過剰分泌がみられない腫瘍

 http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/205.html