脳波検査とは
脳の電気活動を、頭皮上の電極より測定し、異常の有無を調べるものです。痙攣や意識障害の際に、脳波異常があるのか（→てんかんかどうか）、またてんかん患者の場合はどこに発作起始が存在するのか（→焦点の同定）などを評価します。高齢者にも積極的に行っています。
脳波検査の実際
測定用の電極を頭皮上に取り付けます。測定の感度を上げるため専用のクリームを用います。その際、頭皮の油や汗を取り除くために強くこすることがあります。取り付けが完了後検査に移ります。検査時間は、電極の取り付けを含め1時間程度です。
検査中に用いるタスク
- 閉眼、開眼
- 光刺激（刺激頻度を変えて）
- 過呼吸（3分程度）
- 睡眠（必要に応じて）
ビデオEEGについて
発作の詳細を観察するために、必要に応じて脳波とビデオ同時記録を行います。当院では入院施設がないために、日帰りで検査を行います。