MRIは放射線を用いないため被曝による影響はありません。
MRI装置について
ドイツ・シーメンス社製1.5T(テスラ)のMRI装置を用いております。疾患に応じて撮影条件を使い分けています。
画像撮影に対するスタンス
当日撮影、当日結果説明を基本としていますが、緊急の場合以外は予約を優先致します。
MRIの撮影は実際どのようなものか
他施設のMRIと基本的には同じです。磁場を用いた検査のため原則検査室への金属品の持ち込みは出来ません。撮像は1m50cm程度の筒の中で行うため、閉所恐怖症のかたはあらかじめ連絡してください。撮影中は大きな音が出ますが痛みはありません。外部より安全を確認していますが、気分不快などが生じた場合は、専用ボタンを押すことで外部と連絡可能です。撮影途中でも中止は可能です。撮影時間はおおむね15分程度で、眠っていても大丈夫です。
画像について
複数の画像にて診断します。病変を詳しく診るために特殊撮影も追加します(その分撮影時間が長くなります)。頭部だけでなく、頚部、腰部などの撮影も可能ですが、部位が異なる場合は保険の関係で撮影日を改めて行っております。
画像はサーバーにて管理していますので、過去の画像と比較することにより経時的な変化も評価出来ます。他院で撮影した画像もCD-ROMでお持ちいただければ、比較閲覧可能です。
閉所恐怖症対策
・専用の鏡を用いることで空間を広く見せる
・鎮静下に撮影を行う
注意事項
- ・パーキンソン病に対する脳深部刺激療法を行い体内にバッテリーが入っている場合。
- ・脳動脈瘤のクリップがある場合。
- ・心臓ペースメーカーを埋め込んでいる場合。
- ・人工内耳を用いている場合。
- ・血管へのステント挿入手術を8週以内に受けられた場合。
- ・妊娠3ヶ月以内の方。
- ・刺青/アートメークを行ってる方。