高次脳機能障害とは
脳の損傷や障害(機能障害も含む)によって起こされる様々な神経心理学的症状一般(記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害等)のことを言います。
日常生活で気付かれる事が少なく、検査を行って始めて指摘される事もあります。症状によっては、脳の責任領域が推測される場合もあります。
失語症 | 他人の言葉を理解できない、自分でうまく表現できない |
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記憶障害 | さっき言ったこと・言われたことを忘れるなど新しいことを覚えることが難しい |
注意障害 | 注意を向ける体力がなく、ものごとに集中できない |
遂行機能障害 | 言語、行為、対象の認知、記憶などを制御し統合する機能障害能。 |
社会的行動障害 | 欲求・感情を抑制する力やコミュニケーション能力・意欲が低下し、固執・依存・退行・抑鬱など状態が見られる |
検査実際
- 日常的なことに対する質問
- 簡単なパズル
- 算数の問題
当クリニックの特徴
当クリニックでは、下記の検査を用いてMRI(形態学的検査)や脳波(機能的検査)所見とあわせ、総合的な判断を行います。
HDS-R | 長谷川式簡易痴呆スケール改訂版 検査所要時間は約10分 |
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MMSE | mini-mental state examination 検査所要時間は約10分 |
WAIS-Ⅲ | ウエクスラー成人知能検査 適用年齢は16歳~89歳。約1時間~1時間30分程度 |